豊田市のキッズスクール校長先生のブログ

子どもたちの発育、子育てのヒントになる情報をお伝えしていきます

子どもの「脳の吸収力が上がる」脳の発育とその方法

私が読んだ書籍や得た知識、収集した情報をもとに子どもたちの教育に関する事柄を中心に紹介するブログです

「東大出身者のお子さんの東大」「お医者さんのお子さんもお医者さん」というのはよく聞く話。しかし、そうでないケースも数多くあります。勉強ができる・できない、の前に、脳の発育は「ものごとの吸収」に大きく関係します。つまり、「脳の発育を促すことが多くのことの吸収力アップにつながる」、というわけです。そこで今回は「よい脳を育てるには」という視点から書いていきたいと思います。

 

脳は親からの遺伝子か?脳の発育に大きく影響すること

子供は、父親と母親の遺伝子を受け継いで生まれてきます。学力や運動能力、芸術的センス、性格、体格など、遺伝による影響も確かに否定できません。しかし、「遺伝」は何も「遺伝子」のことだけではありません。長い時間を共にする親子は習慣や環境も似やすい(つまり遺伝しやすい)とのことです。遺伝子によって子どもの能力や特性のすべてが決まるわけではなく、習慣や環境は同じくらいかそれ以上に大きな影響を受ける脳科学的にも言われているようです。それではいったいどんな習慣や環境が脳に良い影響をもたらすのでしょうか?

 

脳の発育に良い影響をもたらす物質「セロトニン

脳科学的にみた子供の脳の発育を大きく飛躍させる方法のひとつとして、「セロトニン」という脳内の物質が大きく関係しているようです。

このセロトニンは、私たちの脳内で分泌される神経伝達物質です。近年、科学的に多くの研究結果が報告されていて、脳を活発に働かせたり、頭の回転をよくしたりなどが期待できるようです。また、別名「幸せホルモン」と呼ばれ、分泌を促すことで、ストレスの軽減や精神の安定、意欲向上、安眠効果など、子どもたちに限らず、老若男女すべての人に良い効果があるとされています。

 

セロトニンの分泌を促す5つの方法!

セロトニンが、脳の発育に良い影響をもたらすことはご説明したとおりです。それでは、セロトニンの分泌を促すにはどのようなことをすれば効果があるのでしょうか?その方法をご紹介したいと思います。

 

①日光を浴びる
天気のいい日に太陽を浴びると清々しい気分になりますよね?
日光を浴びると私たちの脳内では「セロトニン」の分泌を促す指令が出されるようです。そして、セロトニンを増やすための日光を浴びる一番良いタイミングとしては、起床後の30分までが重要とのことです。
起きてすぐに日光を浴びる時間をつくったり、朝食を日当たりの良い部屋でとるなど、少し意識して生活してみると良いかと思います。

 

②バランスの良い食事(効果的な食品)
セロトニンは脳内で作られますが、その材料として必須アミノ酸の「トリプトファンという栄養素が必要となります。そして、トリプトファン体内で生成できないらしく、食事から摂らなければなりません。
トリプトファンが比較的多く含まれる食品の一例として

  • カツオ
  • マグロ赤身
  • 豆腐・納豆・みそ・しょうゆ などの大豆製品
  • 牛乳・チーズ などの乳製品
  • ピーナッツ などのナッツ類
  • バナナ

などがあります。また、食事の際、咀嚼(よく噛む)ことを意識すると更に効果的なようです。

 

③運動
ダンスなどの特殊なリズム運動ではなく、反復したリズムを刻む動きのような運動は、セロトニンの分泌に効果的です。先ほど咀嚼と書きましたが、咀嚼もこの動きに該当します。
また、「運動と脳の発育の関係」いまいち関連性がなさそうですが、運動は脳への血流が向上することで、脳細胞の発育にも効果があることが多くの研究から報告されています。
ここで私たちの教室「忍者ナイン」の宣伝をひとつ。忍者ナインの様々なスポーツの動きや遊びを取り入れたレッスンは、「賢い脳をつくるスポーツ子育て術」など多くの著書をもつ東京大学の深代千之名誉教授が監修した運動プログラムで、科学的根拠に基づいて脳の発育にもよいプログラムで構成されています。

 

④睡眠(質の高い睡眠)
昔から「寝る子は育つ」というように、子供の成長にとって睡眠はとても重要です。寝不足はセロトニンの減少につながるだけでなく、脳の発育に悪影響を及ぼすようです。子供の睡眠を促す準備として、まず部屋の明るさに気をつけてみてください。
子供にとって夜は除々に照明の明るさを落とし、寝る直前はオレンジの柔らかい光にして、寝ている間は真っ暗が理想的とのことです。
また近頃の様々な研究から、メディアでもよく取り上げられていることですが、「睡眠」と「腸内環境」は大きく関係しているそうです。発酵食品をよく摂ることは質の高い睡眠につながるとのことです。

 

⑤スキンシップ(人と人のふれあい)
抱っこやハグなどのスキンシップはセロトニンに良い影響を与えます。ママやパパに抱っこされて赤ちゃんが泣き止むのは、セロトニンの分泌による心の安定も関係しているようです。
また、単純な肌と肌のふれあいだけでなくても、感情や心を動かすこと、例えば、気にかけた言葉をかけてあげたり、親子の会話、様々な人と人のふれあいでも効果があるようです。ぜひ日常生活で心掛けてみてください。

 

まとめ

今回は、「『脳の吸収力が上がる』脳の発育とその方法」と題して綴ってみました。「セロトニン」の分泌を促すための方法は規則正しい生活にもつながりそうです。忙しい日々を過ごす大人には少しハードルもありそうですが、子どもたちの環境整備だけでもぜひ積極的に取り組んでみてください。ちなみにこの「セロトニン」は、子どもの脳の成長だけでなく、私たち大人においても、「心と身体を安定させ、ポジティブな気持ちになる」「脳の回転や直感力を高める」「認知機能改善やアンチエイジング」などに効果があるようです。それでは今回はこのへんで。このブログがご覧いただいた方々の参考になれば幸いです。

次回は、「運動神経にも学力にも心身の健康にも影響?第2の脳といわれる『腸』」について書きたいと思います。

 

 

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